先日、テレビのニュース番組で海苔養殖のことについて放送されていた。
近年、海苔の生産量は減少の一途だとか…。
その原因を聞いて驚いた!
なんと「海が綺麗になったことが原因。」だというのだ。
海洋汚染で海産物が減ってくるというのは聞いたことがあるが、まさか、綺麗になると育たないなんて想像もしてなかった!
どうやら海苔の栄養源であるリンは生活排水の中にも含まれているようで、排水の浄化によってそのリンが減少したのが要因らしい…。
何とも皮肉なものだ!
汚れすぎてもイケないのだろうが綺麗になりすぎてもイケなとは…。
しかし、綺麗な海で育った海苔を食べたいと思うのは自然なことだろうと思うのだか、これからどうなるのだろうか!?
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海苔の栄養源ってなんだろう!?
毎日の生活の中でよく食べられている乾物でもある板海苔。
その代表的なものがおにぎりだ。
パリッとした食感と磯の香りが食欲をそそる…。
そんな海苔は一体どのようにして育っているのだろう!?
河口など遠浅の海岸で養殖業者が種から育て、冬の寒い時期に収穫し、加工場へ送り、あのような黒いパリッとした海苔になるようだ。
そのことから育たなくなるというのは海岸での養殖の時の話になる。
海苔の栄養は窒素やリン、カリウムなどの栄養塩だとか…。
これらが不足するとあの色艶の良い黒い海苔が出来ないらしい!
このように栄養塩の豊富な漁場ほど良質な海苔ができるようなので、ある意味、生活排水の全くない綺麗な海だと栄養不足になるということは考えられるかもしれない。
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これから国産海苔は食べれなくなる!?
このまま生活排水の浄化技術が進んでくると国産の海苔は食べれなくなるのだろうか!?
それは決して違うと思う。
たしかに生活排水に含まれる汚れには有機物や窒素、そしてリンなどの栄養塩が含まれてる。これらは生命の営みに欠かせない栄養分だ。
しかし、海水の流れが悪いような場所に大量に流れ込むと富栄養化になり、プランクトンが異常発生し、赤潮などが発生して海苔の生育にとって悪影響を及ぼすだろう。
このようなことから、やはり海は綺麗であるべきであるし、海苔の養殖場の生態系を維持できる程度の浄化は必要だろう。
その上で、良質な海苔の栽培技術を駆使して欲しいものだ。
最近は海外の海苔も多く出回っているが、安全で美味しい海苔をいつまでも食べれるように期待したいものだ!
ちなみに、海苔には現代人が不足しがちな食物繊維が豊富に含まれている。この食物繊維は腸内環境を整え、コレステロール値や血糖値の上昇を抑える効果がある。
また、食物繊維は少量でも満腹感を与えてくれる成分でもあるので、ダイエット効果も見込めることが注目されている。
私達日本人にとって馴染みの深い海苔、これからも末永く頂きたいものだ!
そんな海苔を使ったオールインワンゲルが注目されているよう…。
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